2009年11月アーカイブ

~3連休中、本を購入し、読書をしていました。
 プロスポーツ選手向けのメンタルトレーニングの本を読んでいたところ、私の心に響くことばがありました
 それは「否定的に考えても何も得るものがない」ということばです。
 ひとはだれでも、否定的な考えに頭が支配されてしまうことがあります。
 そのときは「否定的に考えても何も得るものがない」ということばを思い出し、前向きになってみるのがいいかもしれません。~


それでは本題について
事業再生の局面に入る前に、経営者は苦しい資金繰りの悩みにどっぷりはまり、その精神状態は良い状態ではありません。
そういう経営者のなかには、体調を崩されたり、一時的なうつ状態になっている方もいます。


このような経営者もとに、私どもがお邪魔し、第1回の相談を受けます。
そのときの、経営者の方の声といえば、
「以前は売上があったのに、今、下がってしまって苦しい」
「あの融資を受けたばかりに、今、資金繰りが苦しくなってしまった」


経営者は過去を悔いています。経営者が自分で自分を責めている状態です。
経営者はこのような精神状態のままでいると、事業再生は成功しません。


過去は過去として、反省することは重要です。
この点は経営改善計画書の作成過程で、明らかにします。
しかし、重要なのは、現在であり、未来なのです。


経営者として、現在を起点にし、未来の向かって何をしていくのかが重要です。


過去の営業方法をそのまま踏襲すれば、また、売上は低迷してしまいます。
過去の営業方法は捨て、新しい営業方法を模索し、それを実行に移していくことが必要になります。
当研究所では、新しい営業方法を経営者とディスカッションし、策定し、それを経営改善計画書に残します。


ここで「新しい営業方法」というと、「インターネットショッピングに進出」とか、思い浮かばれる方が多いかもしれません。
しかし、実は、経営者の営業活動への関与割合を上げるということが「新しい営業方法」になっていることが多いです。
「え?そんなことなの?」と思われるかもしれません。


事業再生の手続きに入る前、当ブログでも何度も言及していますが、経営者は営業そっちのけで、苦しい資金繰りのことばかり考えてしまいます。
「自分の会社を潰さないように」との思いに駆られてしまいます。
こうなると経営者の営業活動へ注ぐ力がそがれてしまいます。売上が上がるわけはありません。


経営者は自分の会社のトップセールスマンでなければなりません。
事業再生を機に、経営者はトップセールスマンに返り咲くことが重要になります。


経営者がトップセールスマンに返り咲くには、「もう一度、よみがえってやる!」という強い気持ちが大事です。
逆を言えば、経営者が「もう一度、よみがえってやる!」という気持ちがなければ、残念ながらその事業再生は失敗に終わることが多いです。


したがって、事業再生中の経営者の皆さま、「もう一度、よみがえってやる!」という気持ちに、自身の心を入れ替えてください

~オフィス街のランチタイムを歩いていると、「300円弁当」を販売していました。
 お弁当までデフレ。
 給料カットのせいで、弁当持参のサラリーマンが増えているとのこと。
 それにしても「300円弁当」、その品質はいかがなものか?
 今度、「300円弁当」に挑戦してみましょうか?


では本題について
クライアントの経営者とともに、地銀を訪問してきました。
当クライアントは地銀から、約1億円を保証協会付き融資を受けていました。
しかし、業績の悪化から返済が困難になったため、地銀と相談して、全額を保証協会へ代位弁済に回すことにしました。


11月初旬に、保証協会債権回収株式会社に経営者と出向き、第1回の面談をしてきたところ。
代位弁済に回されたのは、元金と利息部分のみです。


ここに1つ落とし穴があります。


代位弁済に回した融資に関する損害遅延金が、地銀に残るということです。
期限の利益を喪失後、保証協会へ代位弁済に回すまでの期間、損害遅延金が発生します。


損害遅延金の年利14.0%。


但し、期限の利益喪失後、120日を超えない分だけ損害遅延金が発生します。
地銀は、この損害遅延金を債権として、当クライアントに請求できることになります。
代位弁済に回された場合、企業は倒産しているケースが多く、地銀も損害遅延金を請求したくても、請求できないのが、現状。
結局、地銀は損害遅延金を償却しているケースが多いです。


では、企業として存続する場合、この損害遅延金どうしたらいいでしょうか?
実は、そんなに慌てる必要はありません。
地銀にとって、損害遅延金は確定した債権であるので、これ以上、損害遅延金が増えることはありません。
したがって、他の金融機関の元金と利息がある借入金と同等に扱う必要はありません。
この損害遅延金は、後回しにしていいです。

~昨晩、今年、最初のふぐを食べました。
 自分に対するご褒美です。
 鍋は体だけでなく、心も暖かくなります。
 冬の楽しみですね


では本題について
当ブログでも何回か取り上げている、資金繰りに悩む経営者の話です。
経営者は資金繰りに悩みだすと、本業そっちのけになってしまい、頭の中はお金のことばかりになってしまいます。


こうなってしまった経営者のあなたに、詐欺の魔の手が忍びよってきます。


電話やFAXで「低金利で融資するから、保証金を振り込んでほしい」
振り込め詐欺です。
振り込め詐欺は、老人相手だけではありません。資金繰りに悩む経営者もターゲットになっています。
昨今は、”中小企業倒産防止制度”を悪用した詐欺もあります。
これは公的機関を装い、保証金を振り込ませようとするものです。


振り込め詐欺だけでない、お金になる商談だと飛びついたら、詐欺の片棒を担がされていた、なんてこともあり得ます。


こうなる前に、資金繰りに悩む経営者のあなた!是非、事業再生コンサルタントにご相談を。

~先日、栃木県にあるクライアントに行くため、駅でスイカに現金をチャージしようとしました。
 千円札を使用したところ返却されてしまいます。何回も入れ直しては返却されるという始末
 持っていた千円札が使い古しだったからでしょうか?
 そこで、一万円札に替えたところ、一回で自販機に吸い込まれまれていきました。
 「正直な自販機だ」と思ってしまいました


それでは本題について
最近、事業再生関連の書籍やホームページ等の情報で、借入金が返済できなくなったら、第2会社を設立し、そこに元あった会社の事業の一部を会社分割もしくは事業譲渡。
そうすれば、借入金のある会社を潰してしまえば、借入金はちゃらになってしまう。
こういった借入金の返済に悩んでいる経営者にとっては、耳に聞こえがいい”広告”が世の中に氾濫しているように思えます。


私も最初この手法を聞いたとき、「とても良い方法だ!」と思い、飛びつきそうになりました。
しかし、「あれ、これは何かあるぞ!」と勘づきました。


その「何か」とは。主だった点のみ記載していきます。
第1に、借入金のある会社の経営者は、新会社の経営者になれないということです。
この点、借入金のある経営者は、新会社で従業員として働けばいいとアドバイスがあります。
さて、経営者は、突然、簡単に従業員として働くことができるのでしょうか?
経営者は、一生、経営者でいたいのではないでしょうか?
特に、脱サラした起業した経営者、また、サラリーマンに戻れますか?


第2に、新会社の経営者を新たに探してくる必要があることです
この点、経営者の息子や親せき、親しい友人を新会社の経営者にすればいいとアドバイスがあります。
傾きかけた会社の経営者に、新会社の社長になって欲しいと言われ、「はいはい」と二つ返事でなる人はいるのでしょうか?
経営者の息子や親せきが、親しい友人がサラリーマンだった場合、彼らがサラリーマンをやめてまで、新会社の社長になってくれると思いますか?


第3に、債権者である銀行の同意を得ること必要があることです。
この点になると、あやふやになってきます。
何行も借入先があった場合、どうするのでしょうか?どこから、交渉しに行けばいいでのしょうか?
金融機関は、経営者に不誠実な点があれば、経営者を被告として、貸金返還請求訴訟を起こしてくる可能性も否定できません。


第4に、事業が赤字でも、第2会社を設立すれば、なんとかなるという印象を与えかねないことです。
事業に魅力、将来性がなければ、第2会社を設立しても無駄。すぐに行き詰ってしまいます。


第5に、第2会社を設立するにも費用がかかることです。
資本金、設立費用など。


したがって、表看板に「第2会社を設立し、会社分割もしくは事業譲渡すること」を掲げて、営業している事業再生コンサルタントには注意したほうがいいです。
第2会社を設立するための費用を客から取るのが目当てかもしれません。
そもそも、第2会社を設立しなくても、事業再生する方法はあります。


但し、ある条件下では、「第2会社を設立し、会社分割もしくは事業譲渡すること」はとても、有効な手段であることは間違いありません。
その条件とは、当時者の数や内容、事業の収益性、手持ち資金の量などによって決まります。


経営者のみなさま、これらを頭に片隅に入れてから、事業再生コンサルタントに相談してください

Profile

高橋洋臣(たかはし ひろおみ)

フロンティア総合研究所所長。

1973年群馬県高崎市生まれ。

群馬県立高崎高等学校卒業。

明治大学政治経済学部経済学科卒業後、2000年10月、中央監査法人の業務開発本部に入所。
 

平成17年10月にフロンティア総合研究所を設立。所長に就任。

 

趣味は月1回、観劇かLiveに行くこと。

観劇では、特に歌舞伎が気に入っている。派手で殺陣がある演目(例えば「蘭平物狂」)が好み。

Liveはロックが中心だが、クラシック、タップダンスとジャンルを問わずに行くようにしている。Liveでの醍醐味は演奏者が出す気迫。

 

99086039_T.jpg

 

メルマガ購読・解除

経営者のための事業再生メルマガ
フロンティア総合研究所

読者購読規約
powered by まぐまぐ!
 
v